俺がまだ20代の時、髪が長い色白でスタイルも細身で顔も可愛らしいというか俺たちの世代でも憧れとアイドル的な存在の3つ上の瞳がいた。
挨拶も笑顔でにっこりで、でも俺たちが誘いをしても全く誰も行かない瞳で、相当な良い彼氏もきっといるんだろうなと思ってた時だった。
俺もとうとう初の県外へプロジェクトへ行くことになり、その瞳も初のプロジェクトへ参加することになった。
俺は副社長と部長と瞳の四人で新幹線に乗り、部長は瞳にベラベラとどうでもいいことを聞いたり、私語ばかりだった。
副社長は常に寝てばかりで、俺はただ景色と瞳とこんな横に座って近くなのに話が全く出来ず、瞳も顔が引きつりながら話を部長に合わせてた。
プロジェクトが2日間の無事終わり、翌日は休みということで副社長が明日にゆっくりと帰ろうと連泊となった。
四人ともそれぞれの個室の部屋で、部長から携帯がかかってきて副社長の部屋で反省会だと言い部屋に入った。
俺はエレベーターで上にあがろうとすると、瞳がエレベーターで鉢合わせをした。
瞳はプロジェクトも終わらせ、折角都会に来たことで服を買いに行こうと思った時に部長から携帯があったから、しぶしぶと戻ったようだった。
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