前回の話:【近親相姦】あと数年で三十路になるのに浮いた話のない妹
以前は恥ずかしくて、お兄ちゃんのふりをして投稿してしまいました。
ですが、本当の自分を記しておきたくて、改めて投稿します。
私はずっと夢見る少女で、いつの日か白馬に乗った王子さまが私を迎えに来てくれるものと信じていました。
私にとっての王子さまは、背が高くイケメンで、できれば経済力のある男子という極めてスタンダードなものでした。
スタンダードで平凡ではありますけれども、そんな虫のいい話がおいそれと転がっているわけがありません。
その一方で、人並みの容姿とスタイルをもっていると自負していた私は、いつまでも夢ばかりを見ていたのでした。
学生時代には何度か告白を受けたこともありました。
でも、お付き合いをするには至りませんでした。
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