20年ほど前のお話。
TV局勤務の親父が再婚した相手が女子アナだった。
小6だった俺だけど、明らかに義母の彼女に恋をしていた。
ここでは仮名で雅子としておこう。
雅子は当時31歳だから、女子アナとしてはトウがたっているとされる年齢だったけど、華やかな外見に加え、KO大卒の才媛だったから、俺はメチャクチャ憧れたし、密かに友達にも羨ましがられた。
雅子自身もTV人めいたタカビーなところはなく、俺にとっては優しい先輩というか、お姉さんみたいに接してくれていたので、素直に仲良くできた。
もちろん、業界の事も色々と教えてくれて、一緒にいて愉しい女性でもあったので、俺は義母に接する気恥ずかしさを堪える意味でも、あえて雅子ママって呼んで相当甘えていた。
秋の連休の事だ、TV局に俺は出かけた。
当時熱狂的なファンだった有名な野球選手がスタジオに来るっていうことで、番組の公開収録に雅子ママが俺を「特別招待」してくれたわけだ。
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