俺が中1の夏休み、クラブ顧問の先生の情報から英語教師のカナちゃんが新人研修から帰ってくると報告があった。我が陸上部男子一同は歓声をあげ、女子は閑静に冷ややかだった。俺は前から試したい事があり、復帰祝い代りに実行する事にした。当日クラブ活動後、たまたま男性教師が昼飯を外食すると情報を得た。俺は麦茶係を遂行するべく職員室に行った。案の定職員室にカナちゃんだけだった。いつものジャージに今日はストレートヘア。今で例えたら暗い仲間由紀恵みたい。「カナちゃん鍵貸して」『ハ、ハイ!私当番だから私の鍵使ってください』ビクビクとチワワの様に対応した。「そうだ!カナちゃんにこれあげる!」紙袋を渡した。『何ですこれは?』「ゴーヤ!田舎からいっぱい送って来たから、お裾分け」
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