大学生の頃、ネット上に女子◯生の知り合いがいた。 当時はミクシィやグリーなどのSNSが流行っていて、彼女ともそこで知り合った。彼女は綾音(あやね)と名乗っていた。 俺と綾音は好きな漫画やゲームが同じで、趣味が合った。いつもウェブカメラを使って、スカイプでお互いの顔を見ながら話をして過ごしていた。 ある日、俺たちがいつものように何気ない会話をしていた時のことだ。「ごめん。今日は友達との予定があるから、もう切るね」 と綾音が言った。 彼女は「友達と一緒にプールへ遊びに行く予定なの」と付け加えた。暇な大学生だった俺は、仕方なくネットサーフィンをして時間を潰すことにした。 と、ここでふと気がついた。 彼女の部屋の様子が、カメラに移り続けていたのだ。
↧