桜の開花情報が始まりました。桜の時期になると、毎年、恒例の「花見」をしています。それは僕が知る限り、祖父母の代から続けてる行事です。おそらく祖父母は、その前の世代から引き継いだのでしょう。昔は「楽しみ」が少ないので、花見の時期と稲刈りが終わった時期に、婚姻関係にない男女の営みが許されるイベントがあったようです。義理の兄妹や姉弟は勿論、義理の父娘や義理の母息子は当たり前に、実の兄妹、姉弟の性交もあったようです。花見は、桜を見て楽しむのではなく、酒を飲んで酔っ払ってセックスを楽しむものだったんです。だから、血縁を意識することなく、人目を気にすることもなく、動物の交尾の季節みたいに色々な「一時のつがい」が生まれました。ただ、その暗黙の許可期間内だけの関係で、その期間を過ぎて関係が続いた場合は「御法度」となりました。そんな花見の舞台となっていたのが、庄屋だった祖父母が暮らしていた「本家」でした。
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