これは夏休みの補習中に起きた出来事です。我が校では成績不良者に対して補習を行うことになっているのですが、成績不良者というくらいですからまともな生徒はいません。そんな中、詩乃という生徒がいました。彼女も例に漏れず規則を守らず授業なんてまったく聞かない生徒でした。この日も補習を終え、だるい、暑いなどと口々に文句を言いながら帰る生徒の中、詩乃だけが残っていました。私「どうした?帰らないのか?」私がそう言うと詩乃は教科書を叩きながらこう言いました。詩乃「全然勉強わかんないから教えて」意外な答えに驚きましたが教えてと言われたからにはこちらも教えます。
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