彼女に出会ったのは、あるバスツアーに参加したときでした。急に降り出した雨に彼女はずぶ濡れになって、バスに戻ってきたのです。彼女は通路を挟んで僕の隣だったため,まだ使っていなかったスポーツタオルを貸してあげると、「ありがとうございます!」といって,しっとりと濡れた髪や顔などを急いで拭き、肌に張り付いたブラウスの肩や胸までもまでも拭いていました。そのときにチラッと見ると、可愛いおでこに張り付いた髪の毛が,とてもワイルドで、また、とてもセクシーでした。バスが走り出してから,あらかた拭き終わったのか、彼女が「ありがとうございました・・・、このタオル・・・」と言い出したので、「結構ですよ、そのままで、・・・」と言うと、どうしてもクリーニングをしてから返したいというので、彼女に任せることにしたのですが、彼女にしてみれば,髪の毛や顔を拭いて、そのまま返すのが恥ずかしかったようでした。僕としては,そのまま返して貰っても、いっこうに構わなかったのだが、もしかしたら,コレをきっかけに知り合いになれたら嬉しいと思い、彼女の申し出を受けることにしました。その日から数日経って,彼女から電話があり、クリーニングが出来上がったと言うことだったので、会う約束をしました。その日は、彼女は、可愛らしいピンクのブラウスを着て現れ、白いペーパーバッグを大事そうに持っていました。
↧