中学3年の夏休みの事。僕は単独で山菜採りに出掛けたが、その日の収穫はさっぱりで諦めて下山した。下った所には川がせせらいでおり、もはやクタクタの僕はちょっと河原で休憩。折からの猛暑とギラギラ照りつける太陽に僕の喉もカラカラだった。ここの川の水は地域内では最もキレイで、その流れる音に一層そそられて溜まらず僕も手にすくって口にした。
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